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ARCUS - 2nd Concert -
青葉台にて、山崎氏参するARCUSの第2回演奏会を聴きにいく。

サリエリ:曲目未定
モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調K.297b
モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」

テーマは「モーツァルト?」。
選曲は本当にモーツァルトが作ったのか?とか、ライバルとされた人の登場とか、
モーツァルトを色んな目線から見た構成がされていて面白かった。

そしてびっくりしたのがこのオーケストラのすごいところ、なんと指揮者がいないのです。
なのに仲間同士だからか呼吸もぴったり。
アドリブのMCでモーツァルトの蘊蓄をネタにしたり、
演奏中も後も笑顔で気持ちよく弾いていることが伝わってきたり...とっても楽しめました。

山崎氏の表情も演奏も豊かで素晴らしい方でした。新年の特別イベントも期待たっぷり。


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個人的なことを言えばクラシックをきちんと聴きにいったのは何年ぶりだったろうか。
バイオリンが日々の生活から離れてからしばらく遠ざかっていた。

だけど不思議。ほぼ徹夜明けに行った割りには眠たくなることもなく、旋律にたゆたっていた。
バイオリン奏者の柔らかく上がった手首が垂直に弦と交わるのを見ていると、
つられて自分も弾いているかのような白昼夢に襲われる。
そして今も小さい頃のままオーケストラに憧れがあるのだなぁ、と実感したり、
たかが自分が所属していた教室でさえコンサートマスターとして舞台に立つことが
どんなに気分の良かったかを思い出したり。
冷静には実際入れる人は一握り、プロの練習と才能とプレッシャーは並大抵じゃないとはわかりつつ...
そんな風に音の一つに自分もとけ込むことができるくらい心地よかったということだと思う。

のだめカンタービレなんかも売れたことだし、今年は新たな客層も増えたかも。
私もこれを機にクラシックコンサートをもっと身近にしていこう。
気持ちがリセットされますヨ(のだめ風)
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by qp-dw | 2006-11-26 00:00 | 雑記
江戸の誘惑 + 東京人生
ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」のを観に江戸東京博物館に行ってきました。
1684~1818年まで、北斎、歌川広重、喜多川歌麿など有名な浮世絵師たちの肉筆画が並ぶ。
約70点ほどの展示品から気に入ったものをピックアップ。
歌川豊春「向島行楽図」-遠近感を使って絵全体から時間の楽しさが伝わってくる。「墨田川渡舟図」墨と色の使い方。北斎の「鏡面美人図」-色気の表現。歌川広重「東都佃ノ漁船」-ぼんやりとした月がステキ、奥村政信「草子洗小町図」-布に描かれた植物と鳥の黒刺繍が渋過ぎです。竹田春信「見立江口・見立石橋図」-雲の象が面白い。「提灯絵龍虎」-カッコいい!けど少しでも下品さが出たらヤンキー色。「朱鐘馗図幟」朱色だけでよくもこの存在感。一筆斎文調「引手茶屋前の遊女」青い布が映える。


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中でも1番は北斎76歳の作品「鳳凰図屏風」、2番目は喜多川歌麿「三味線を弾く美人図」、3番目は葛飾北斎、最晩期の作品「李白観瀑図」「月下猪図」に惚れた。
どれもすごい迫力。構図の取り方とかほんとに素晴らしい。
北斎の絵はどれも個性的かつバラバラで、前に若中を観たときに思ったように、よく見ると丸とか三角とか基本的な図で絵が成り立っている。
厚いのでまだ読破できてないけど、父上から借りっ放しの「北斎の絵手本」も改めて見たらきっと面白いはず。
勝川春林「三都美人図」なんかも面白かったです。ちなみに勝手に彼女たちの出身クイーズ!はハズレ。。意外に京都の女の人が一番スレてる感じだったのかしら!?
もちろん図録もゲット。


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ラッキーなことに併設でアラーキーの写真展もやっていて、こちらも拝見。題目は「東京人生」。
有名なのはアダルト作品だけど、彼が代理店にいた頃から撮り続けられている写真には、地元の路地など平凡な風景や花たちに彼の想いが刻まれていて、度々立ち止まっては魅入る。スニーカーの写真が印象的でした。
若かりし頃のドリフやビョーク、UA、浅野の写真もあったよ。


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いつものとおり夕方近くに着いたので、さほどゆっくりできなかったけど、常設展示室のミニュチュア東京や、時代劇の撮影場みたいな雰囲気、飛脚のレプリカに乗れたりなど、結構広くて一日楽しめそうでした。
子供さんがいる家族にもいいかもね。

***** ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展 江戸の誘惑 *****
会期:2006年10月21日(土)~12月10日(日)
場所:江戸東京博物館/観覧料:1,520円
http://www.asahi.com/boston/

***** 荒木経惟 -東京人生- *****
会期:2006年10月17日(火)~12月24日
場所:江戸東京博物館

ちゃんこをまたの機に、首都高にて両国→横浜まで一気にワープ、冬物を買い足し。
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by qp-dw | 2006-11-19 00:00 | 美術
赤城紅葉Picnic
お弁当を作ってもらって3人で出発。
お出かけ前に荷物を詰め込むときって幾つになってもワクワクする。
前橋を抜けてしばらく上ると、色づいた山々が見えてくる。


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宿り木を見つけたり、撮影したりしながら平原前で一服。更に上る。


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頂上の方はすっかり葉が落ち、白樺の木の白さがだけが目立って、明度を反転したように見えるのが面白い。


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11月頭といえど、標高が上がると車を降りた途端ひんやり。すっかり冬の寒さです。


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穴場スポット、覚満淵をお散歩。
お弁当とポットを広げて、湖を見ながらランチタイム。おにぎりのうまさと言ったら!
木のベンチでも、冷える赤城では茣蓙を忘れずに。さすが♪


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山の方から現れる霧に包まれた湖が、昨日見たルソーの世界のように、幻想的な光景を見せてくれました。


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下り途中、再び車を止めて紅葉の中へ。
ブラウン管を通してでは感じることのできないカラカラと木の葉の落ちる音を
耳で感じるのもまた楽しみの一つ。


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久々に森林公園に行って、好きなだけ落ち葉の上を歩いて、木の実拾いするのもいいなぁ。来年に検討。


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ほんとに桜と紅葉のピークはあっという間だ。だから毎年どこへ行こうってはしゃいでしまう。
今年も紅葉ドライブが満喫できて、のんびり幸せな秋日和でした。
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by qp-dw | 2006-11-04 00:00 | 旅行
ルソーの見た夢 + 光彩時空
11月連休初日は弟君とルソーに会いに行きました。
世田谷美術館は大学時代、家族でムンク展を観て以来。
作品と爽やかな天気と混雑を思い出すその場所は、変わらず木漏れ日が心地よい。

当の作品だが、私自身生を観たのはこれが初めて。
幻想的な構図、色使い、丁寧な筆のタッチ。その全てが、彼の世界(言うなれば展覧会の名前ともなっていた「ルソーの見た夢」)の中へと連れていってくれる。
いつまでも見ていたくなる物語の一部…そんな世界が小さいキャンバスに存在する。


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学校を出たわけでもなく役人として普通に働いてきた彼の描くそれらは、
遠近感がおかしかったり、矛盾を生じる構図や生き物のリアルさがかける作品ばかり。
でも恐らく不思議な魅力と個性があるからこそ人はその矛盾に疑問を持ち、追究したがる。
そして益々深いルソーの夢に落ちていく。

私も空がいつも夕方か朝方かわからなくなるような時間帯に見る暗さがかかっていることや、
人がとても小さく描かれていること、彼が本当はどの情景にいながらそれらを描いたのか、
どんな音楽を奏でていたのか、など進むごとに気になっていった。

私は「工場のある町」が一番好きだ。
魚眼レンズを逆に使ったような世界の中の屋根の赤い色と煙が本当に素敵だった。
「サン=ニコラ川岸から見たサン=ルイ島」、「夕暮れの眺め、ポワン・デュ・ジュール」のピンクがかった夕焼けの雲にもロマンチシズムを感じる。
それから「花」の色使いに情熱を、「ビッシュの肖像」には優しさを。手作り感たっぷりの額からも彼の精一杯の思いが伝わってくる。図録も一生モノになりそう♪


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子供の頃、誕生日会で一切お金のかかっていないプレゼントをくれた子がいた。そのビー玉とセロテープで作った置物?を見た皆は一瞬変な顔をしてたけど、ママンにはどんなプレゼントより素敵ねって言われた意味を幼いながらに素直に嬉しく受け取れたのを思い出したりした。
手作りって何より気持ちとその人を感じることができる暖かいもの。

その後実家にて、パレットで一度作った色は、二度と使わなかったという話を聞いた。
よく見ると植物ごとに一つ一つの緑が違う色。
パソコンでコピペやアンドゥが簡単にできてしまうグラフィックを作っているとつい忘れがちだけど、
その丁寧さとこだわりと楽しむことと、そして気持ちと…原点に近いようなこともルソーは教えてくれました。


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美術館を出て、まだ昇って間もない月にも、ルソーの世界を思い描きながら歩く。

本人の作品自体は23点。他はルソーに見た夢として100点以上もの展示が。
後半のブラックユーモアなどは全く興味が持てなかったけど、青木世一のキットは少し欲しいかも。
本当に沢山の人が影響され、色々な角度からルソーを思ったこともよくわかる、敬意を込めた美術展でした。

その後、上野へ。
余裕でいたら19時過ぎ。結局駐車しているうちに仏像展のシャッターを下ろされるハメに。
何を隠そうこれで2度目...(ただいま3度目の正直に挑戦するか迷い中)
代わりに「光彩時空」を見る。このイベントのせいか21時まで解放されていた上野公園をお散歩。
普段役所並みにきっちり18時には門が閉まるため、とても珍しい。


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正直照明の演出はあまりいいと思えなかったけど、国立博物館自体に写した古美術や邦楽ライブをまったり観るのは面白かったです。


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一満足したところで、お腹を空かせたまま関越にゴー。
暖かいスープに癒されて、改めて休日の安らぎを実感。いい休日でした。


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***** 開館20周年記念 ルソーの見た夢、ルソーに見る夢
アンリ・ルソーと素朴派、ルソーに魅せられた日本人美術家たち *****
会期:2006年10月7日(土)〜12月10日(日)
場所:世田谷美術館
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/

***** 光彩時空 *****
会期:2006年10月31日(火)〜11月5日(日)
場所:東京国立博物館(上野公園)
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by qp-dw | 2006-11-03 00:00 | 美術